PICTURE オンライン展示特設サイト
https://koji-shiroshita.com/picture-osaka
デザイン, コーディング
2020年、1回目の緊急事態宣言発出を受けてオンライン展示として開催された、美術作家 城下浩伺の展覧会「PICTURE」のwebサイトを作成しました。
緊急事態宣言が出る前の3月後半頃、このまま通常通りに展覧会を開催してもたくさんの人に来てもらうというのは難しいだろうと予想し、ギャラリー展示とオンライン展示の同時開催という企画をスタートさせました。
その後感染状況は急速に拡大し、緊急事態宣言が出る前の段階で、作家とギャラリーの判断として、ギャラリーは開けずにオンライン展示のみオープンという方針を決めました。
緊急事態宣言下でギャラリーを開けられない中でのオンライン展示という前例がない中、どうすればできるだけリアルな展示鑑賞体験を味わってもらえるか検討し、iPhoneアプリで撮影した360度画像を利用した簡易VR(ヴァーチャルリアリティ)を設置。アクセスする時間帯やタイミングによって読み込まれる風景が変化します。
また、web上に作品画像をアップする事による著作権侵害や違法コピーのリスクを回避するための施策も行いました。
オンライン展示は現時点では決してリアル展示を完璧に代替できるものではありませんが、それでも2020年の厳しい自粛期間中には多くの方にオンライン展示鑑賞を楽しんでいただく事ができました。
この企画は2021年7月茨城県「Okeeffe」へ巡回し、現在は「PICTURE IBARAKI」のオンライン展示もご覧いただけます。
このサイト制作についての詳しい話はこちらでお読みいただけます。
作品制作:城下 浩伺
写真:三保谷 将史
広報デザイン: タナカタツヤ
展示風景撮影:大岡 由和
ステートメント翻訳:松嶋 友紀