山のテーブル 梅とフレッシュハーブのサワー

山のテーブル

Aug 28, 2019( 日記

子供の頃の夏休みは、毎年広島にある母の実家で過ごしていました。母の実家は山のふもとにあるお寺なので、夏休みのほとんどは山と仏さまに囲まれて過ごしていたことになります。
そのせいか、夏になると海よりも山の方に意識が向かいます。

今年の夏の思い出は、南山城村という京都唯一の村にある「山のテーブル」にお招きいただいたこと。

 

「山のテーブル」は、私がweb担当として参加しているクリエイターのグループ「act」の「食」担当、對中剛大さんが南山城村で運営されているカフェ(兼コミュニティスペース兼いろいろ)です。
村で採れた食材を使ったおいしいお食事や特産品のおいしいお茶をいただけたり、南山城村を紹介するフリーペーパー「やまびこ」を発行したりと幅広く活動されていて、つい先日オープン2周年を迎えたばかり。

大河原駅。すでに山の中ですが、ここから車でさらに山の上へ上へ。

元保育園の園舎を改修してできた「山のテーブル」。
すぐ横は元小学校で、今は合宿所などに使われているそうです。

山のテーブル

とにかくまわり一帯、緑です。めちゃくちゃ気持ちいいです。

こんな山の中にこんなおしゃれな空間が……。もし何も知らずに迷い込んだら、狐に化かされたと思うだろうな。

こちらでいただいたお食事。

山のテーブル 梅とフレッシュハーブのサワー

梅とフレッシュハーブのサワー

山のテーブル 前菜

前菜 梭子魚のコロッケ、豆富のカナッペ、パトゥルジャンサラタス

山のテーブル 汁物

汁物 新玉葱とトウモロコシのスープ 浮かんでいるのは食用のほおずき。

山のテーブル 冷菜

冷菜 烏賊と村野菜のサラダ

山のテーブル 主菜

主菜 鹿のロースト

まったく臭みのない鹿肉。腕利きの漁師さんが仕留めた鹿肉は臭くないらしい。(近くに住んでらっしゃいます)

山のテーブル 童仙房のコシヒカリ

童仙房のコシヒカリ 少しだけお塩と、黄色いのはズッキーニ。

山のテーブル デザート

茶菓 松と梅の寒天、、童仙房の無農薬ほうじ茶

どれも南山城村や近郊で採れた食材を使って作られています。
ちょっと変わった食材の組み合わせとか、素材の味を味わえるようなシンプルな味付けとか、對中さんの料理はいつも對中さんらしく、おいしくて気持ちの良いものばかり。

最後にいただいたほうじ茶も、山のテーブルのお二人が栽培に参加している無農薬のほうじ茶だったり、全部になにかしらエピソードがあって話が尽きません。

これだけ食べておいて、この後對中さんに村の中を案内してもらって帰ってきてからは

山のテーブル

まだ食べる。抹茶のパウンドケーキ。

南山城はお茶の産地。山のテーブルから少し行くと、見事な茶畑が広がっています。(ちょうど土砂降りの雨が降ってきてしまって、茶畑の風景は撮れませんでした。)

山のテーブル

山のテーブルを運営されている柳本奈都子さんと。南山城村に移住し場所を作り、村の方々と一から関係を築かれてきたそう。奈都子さんとのお喋りを楽しみに通ってくる常連さんも多いみたいです。

本当に山の中なので、思い立ってすぐにちょっと来れるようなところではない……と思いきや、南山城村は京都にありながら三重県、滋賀県、奈良県と接していて、けっこう奈良から車でひょいっと来る常連さんもいらっしゃるそう。いいなぁ……。(車がない、免許もない私)

下山してからも何度も写真を眺めて思い出しています。大人になってからはなかなか気軽にお寺に帰ることが難しくなりましたが、ちょっとその気分も味わうことができました。

 

現在、この「山のテーブル」の主催するイベント「山の出合い 京都・南山城村」が阪急うめだ本店10階、うめだスーク中央街区にて開催中です。
村の特産品であるお茶や作物、村で暮らし丁寧なものづくりを行う農家の方々、作家の方々の商品や作品の販売や美味しいお茶の試飲や淹れ方・ものづくりのワークショップ、また南山城村の案内や移住相談会も。

実は昨日、設営のお手伝いをしてきました。

ご興味を持たれた方はぜひ足を運んでみてください。
会期は2019年8月28日(水)−9月3日(火)です。

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