プレスリリースを送ってみよう(2)テレビ・ラジオ局
※こちらの記事は2020年2月に書いたものです。文中に出てくる展覧会及びワークショップは2月に行われたものです。
テレビ、ラジオ局は、各社のWebサイトを見て回っても「ご意見フォーム」などはあるのですが、プレスリリース送付先がありませんでした。
FM802さんだけは、(系列のギャラリーDMO ARTSさんで大変お世話になっている事もあり)メールでプレスリリースを送ってみたところ、プレスリリース送付先の住所とFAX番号を教えてくださったので、プレスリリース・フライヤー・ポスターを郵送させていただきました。
しかし他のテレビ・ラジオ局はどこに送ればいいのか?部署名や担当者さんの名前が分かりません。
ここで前々々回に出てきたプロ広報の福桜さんにご相談したところ、「番組表を見て、情報コーナーがありそうな番組宛に送ると良い」というアドバイスをいただきました。
早速関西のテレビ番組のWebサイトを見て情報番組や夕方のニュースなどの番組情報を調べ、自分が知っている番組を中心に送り先を選定。
今回の展示は、お子様向けのワークショップがあったり、現代アートにあまり親しみのない方にも楽しんでいただけるような試みをしているので、
・ちちんぷいぷい(毎日放送)〒530-8304 大阪市北区茶屋町17-1
・おはよう朝日です(朝日放送)〒553‐8503 大阪市福島区福島1丁目1番30号
・報道ランナー(関西テレビ)〒530-8408 大阪市北区扇町2丁目1番7号
・かんさい情報ネットten(読売テレビ)〒540-8510 大阪市中央区城見1丁目3番50号
・やさしいニュース(テレビ大阪)〒540-8519 大阪市中央区大手前1-2-18
など幅広くアプローチできそうな番組に送ることにしました。(関西以外の地域の方は、お住まいの地域で夕方に放送されている情報バラエティ番組をチェックしてみて下さい)
郵送でのプレスリリース送付では、できるだけ目に留めてもらえるよう少し封筒を工夫しました。
普通の茶色い封筒で送っても、開封されずに捨てられてしまうのではないかと思い、DM送付によく使う透明なOPP封筒で送って、開封しなくてもフライヤーが見えるように。
これなら受け取った時点でフライヤーが見えるから、興味を持ってくれる人がいるかも……と淡い期待をこめて。
ちなみにテレビ局の中でもJ:COMさんは、オンラインで取材依頼をする事ができます。
私もここから取材依頼を送ったところ、取材のお問い合わせが来ました!(豊中市文化芸術課の方からもご連絡くださっていたそう)
こちらが実際の取材の様子です。会期初日に行われたワークショップを取材してくださっています。
また、読売新聞社さんも取材に来てくださいました。
(広報大成功と言いたいところですが、豊中市の文化芸術課からの依頼で取材に来ていただいたので、私の成果ではありません)
それから、阪急沿線の駅で配布されているフリーペーパー「OSAKAモノレールPRESS」にも掲載していただきました。これも文化芸術課から依頼していただいたものです。
結果的に、私が広報したもので取り上げてくださったのは、Webメディアとメンバーの出身校のWebサイト等、結局Webやん……という感じでした。雑誌やテレビ・ラジオ局で情報を扱ってもらうにはもっと経験と粘り強さが必要なんだろうなと思います。
でも、不慣れながら広報に取り組んでいると、不憫に思ったのか周りの人が広報に協力してくれる事が多かったです。DMを置いて下さったお店やギャラリーさんの数、展示に足を運んでくださった方がSNSなどで展示を紹介してくださる機会も、これまでの展示史上いちばん幅広かったのではないかと思います。
それからもう一つ良かった事として、広報をするには自分自身がこの展覧会について客観的に簡潔に説明できなければいけないわけで、結果的にこの展覧会について改めて考え、魅力的なポイントはどこなのかを客観的に探してみる機会になりました。
ちなみに今回の展覧会、来場者数は10日間で800人強となり、同会場の通常の展覧会よりも多かったそうです!良かった!
ちなみに……
今回の記事は、新型コロナウイルスをまだ対岸の火事のように感じていた2020年2月に書きました。その後、国内でもあっというまに感染が広がって「広報」についての考えも改めなければいけなくなるかもしれないと思い、公開するタイミングを失っていましたが、状況が変わっても広報の大切さは変わらない、むしろますます重要度が上がっていると感じましたので、公開する事にしました。
2020年8月現在、一度落ち着いてきたかのように見えたコロナウイルスはますます感染者数を増やしていますし、しばらくは「人を多く集めてのイベント開催」が難しい状況が続くかと思われます。
みふくデザインにも多くの個人事業主さんやお店のオーナーさんからのご相談をいただいています。
対面でのサービスを主としてこられた方が多く、今後どのようにWebを役立てていくか、オンラインでできる事と、それをどのように実際の行動・体験に結びつけていけるかを考えています。
それについてはまた改めて書ければと思っています。